タイにあるミラー財団人身売買防止プロジェクトの活動紹介ブログ


by mirrorAHT
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カテゴリ:日々の活動( 26 )

いよいよ来週にせまった「性教育ピアエデュケーター養成キャンプ(仮)」の準備をしています。
私は性感染症などについてレクチャーの予定です。

山間ののどかな村にいようと、日本にいようと若者は若者。
恋人もいれば、セックスもします。興味があるのも当たり前。

こちらの子どもたちのほうが性的な成熟は早いようです。
アンケート調査などでも初めてのセックスが12歳という子もいました。

インターネットや携帯電話を利用してアダルトサイトを見る子どももたくさんいます。
日本に比べてフィルタリングシステムなどが機能していないので携帯でダウンロードして見ているようです。
中には無修正の過激な画像もあります。

性教育に関しては、学校によって差が激しく、何も教えないという学校から実際にコンドームを使う学校もあります。
物価から考えると、コンドームは高いし(ひと箱3つ入りで大体タイラーメンと同じ値段、つまり一食食べられる値段)、保健所でもらうのも恥ずかしい。

キャンプでは実際にコンドームを正しく使用する練習をすることにしました。
他の財団からペニス模型を2つ借りることができました。

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でも2つじゃ、足りないので・・・

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+4個作りました!

じゃ~~~ん

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日本で性教育を行うのは、保護者などから理解を得るのが難しいと思います。
タイでも簡単ではありませんが、日本と比べたらずっと簡単です。

子どもの興味をいたずらに刺激する…
中学生の子どもには早すぎる…
眠ったを起こす・・・

そうでしょうか。

少なくとも私の中学・高校時代を振り返ると、学校の教室に成人向けの漫画や雑誌があることは驚くことではなかったし、インターネットでも簡単にアダルトサイトにアクセスできました。
私も友達も興味津々だったと思います。

学校では「生理」くらいしか教えてもらいませんでしたから、情報はもっぱら友人や先輩。
友人や先輩はどれだけ正しい知識を持っていたでしょうか。


来週のキャンプが楽しみです。
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by mirrorAHT | 2010-04-16 15:29 | 日々の活動
来週はいよいよソンクランということで、ものすごく暑いです。
先週末位から突然暑くなりました。
扇風機を回しても、熱風がかき回されるだけで意味なし…

そんな時は海に行きたい!
でも、タイ最北県、思いっきり内陸のチェンライには海はありません。

一度チェンライにお越しの方はご存知かもしれませんが、チェンライにも「パタヤ」があります。
でも川です。
そしてその川はそんなにきれいじゃありません。

ちょっと上流に行けば、ルワンミットというゾウの村。

きれいじゃなかろうとなんだろうと、それしかないんだから贅沢はいえないのです。
そして、意外と楽しい!

浅いので、子どもも遊べます!
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川辺には、お食事どころが出現。
たくさんのお店がしのぎを削っています。
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反対側の川岸にもお店が。
浅いので歩いていけます。
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チェンライの人びと憩いの地パタヤ…

に、なぜ仕事の時間に堂々と出かけソムタムを食べてきたのかというと、このお食事どころでたくさんの山地民の子どもが夏休みのアルバイトをしているのです。
特に、ミラー財団のあるリーパー村のアカ族の子がたくさんいます。
中学生の男女です。

ウェイトレスなどの仕事で安全ではあるのですが、泊り込みなのと酔っぱらって絡んでくるおとなもいるので、様子を見に行ったのです。

何人かの子どもを見つけましたが、皆なかなか楽しそうに働いていました。
でも気になるのは「給料がいくらかわからない」というのです。
たぶん1日50バーツ位だと思うのですが、わからないというのは…。

肉体労働をした場合でも、1日150バーツ程度ですし、1日拘束されて50バーツとはかなり安いし、家計の助けと言うよりは、遊び半分友達で誘い合わせて来ているという感じです。

説得して連れ戻さないといけないような危険なものではありませんが、これをきっかけに男の子と出会ったり、勉強よりは働いたほうが楽しいわ!と短絡的に考えてしまったりすることになるのも何だかよくないと思います。
とはいっても、月末にはこのアルバイトは終わりになるそうなので、今は時々様子を見に行って困ったことがあれば相談に乗るという程度にするつもりです。
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by mirrorAHT | 2010-04-06 18:39 | 日々の活動
フエイコム小学校の子どもたちの遠足。
3日目はパタヤ近郊の観光です。

賢いゾウのショーにびっくり!
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シーラチャのタイガーズーでは、豚のBBQくんが活躍。
家で買っている豚は、黒豚なのでちがいますね。
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個人的には動物の芸はなんとなく痛々しいというか、辛い気持ちになるのであまり好きではありません。

夕方やっと海で泳げた子どもたち。
よかったね!

夕ご飯は、浜辺でシーフードのBBQ!
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実はこれまでの2日間。子どもたちが食べていたのは毎食「豚串ともち米」

海に来ているのに、これはないでしょう!!!

先生たちは子どもに1日100B(約300円)渡して、自分で自分の食べ物を買うように指示を出していたのですが、バンコクにしてもパタヤにしても立ち寄るところは観光地。
1食約30B(100円)でどうにかなる場所ではありません。
そんなわけで超節約フードを毎食食べていたわけです。

この日は見かねたミラーのスタッフが、過去にミラーで活動をしたことのあるタイ人ボランティアに声をかけて、新鮮なシーフードと子どもたちへのお土産を寄付してもらうことができました。
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そんなイカも、先生の酒の肴になっていたのですが…

最終日、朝5時に宿を出発しチェンライに戻ります。
何しろ15時間かかりますので大変です。
アユタヤでいくつかの寺院を見学した気がしますが、脳味噌が沸騰するような暑さで記憶がありません。

チェンライまでの道のり。
私は数人の男の子たちと一緒に座っていたのですが、そこで衝撃の事実が…

チェンライには8日午前2時に到着しました。
みんなお疲れ様~~
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by mirrorAHT | 2010-03-08 12:54 | 日々の活動
3月4日から6日まで、ミラー財団に最も近い「フエイコム小学校」6年生の修学旅行に同行しました。
4日、木曜日の夕方に小学校集合。
学校にはすでに二階建てバスが待機していました。
夜行で一気にバンコクまで向かいます。

車内…。
先生たちここぞとばかりに酒を飲みまくる。
いやいや、先生、子どもたちの旅行ですからね。とちょっと突っ込んでみるものの特に反応なし。

朝、9時半開館の科学博物館に7時に到着。
とりあえず記念撮影。
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科学博物館は、山地民の暮らしや織物なども展示されていました。
科学博物館だけあって、ボタンを押したり自転車をこいだりする「体験」ができるものもあって子どもたちも喜んでいました。
ただ、他にも全土から修学旅行生が来ているので「ゆっくり見る」とか「観察」どころの話ではありません。

次はドリームワールド(遊園地)!
私は、以前実家の近くにあった「ドリームランド」を思い出してちょっと切ない気持ちになりました(あまりに似ているのです)が、子どもたちは人生初めての遊園地!
でも乗り物がたくさんありすぎてどれに乗ったらいいのかわからなくなってしまっている子もいました。
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今回の企画は、学校で子どもたちがコツコツと積み立てたお金と、BIG-C(スーパーマーケット)チョンブリー店の支援によって実現したものです。
そんなわけでスポンサーであるBIG-Cを訪問!
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店員さんの1人が私に「この子たち、タイ語話せるんですね~」と感心して話しました。

そりゃ、学校行っているし町に近いんだから発音ちょっと間違ってはいても話せます!
失礼な人!!!

なーんて、鼻息を荒くしていたものの、衝撃の事実が後日明らかになるのです…。


あちこち寄り道したので、パタヤに着いた時にはもう真っ暗…

でも初めての海。
泳ぎます。
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せっかく海に来たのに、こんな夜の海なんて…

後編につづく・・・
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by mirrorAHT | 2010-03-08 12:28 | 日々の活動

子どもの日! ~後編~

子どもの日、前編ではミラー財団全体の様子をアップしましたが、私たち「人身売買防止プロジェクト」はどうだったのかというと…


倒れそうでした!


というのも、スタッフのギーさんと、ボランティアのボン君は別件でバンコクへ…。
残されたのは私とインターン生のウイちゃん。

任されたスペースはテント1つ…。
しかも、プロジェクトリーダーのPムーと理事のPペンで「そうだ!ミラーの紹介コーナーも作ればいいよね!」と盛り上がり、プロジェクターでミラーの紹介DVDや山岳民族博物館プロジェクトの映像を流すことに…

展示は前日までに終わらせました。
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たくさんの学校からたくさんの絵が集まり、350枚以上あります。
それを洗濯バサミでひもにとめました。
写真よりも実際の方がずっとキレイなんですよ。

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賞をもらう子どもの作品は別に展示しました。

他に人身売買防止に関するパネル(例えば新聞記事のスクラップとか)を展示しました。


2人だけでも展示だけなら、まぁなんとかなるかなと思っていたのですが…。

Pムー、メガホンで「ここでは絵を描くワークショップをしていまーす!上手に描けた子には商品もありまーす」と、再び勝手なアナウンスを。


商品がもらえるとなれば、すごい子どもが押し寄せます。
しかも、ステージでの授賞式もあって行かなきゃいけないのに…。
Pムー、企画はステキだけど、やる人のことも考えてください。

私はドラえもんの着ぐるみを来ていたのですが、脱水症状。
目がちかちかし、視界が黒い…

絵は自由に描かせてあげたかったけれど、1人が30分も描いていると他の子が描けなくなってしまうので、整理券を配り時間制限。
およそ150人くらいの子どもが絵を描きました。
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授賞式の方は、何人かの子どもが来なかったものの、理事のPペンから1人1人の子どもに賞金や賞品が渡されました。
たくさんの子どもたちに注目され受賞した子どもたちも嬉しそうでした。
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2000人を超える子どもが来て、はっきり言えばものすごく疲れました。
でも、2000人を超える子どもたちが、ここで楽しい時間を過ごしたのかと思うと、疲れたなんてどうでもいいように感じます。

よーし。
来年はもっと楽しい企画を立てるぞ!

子どもの日の様子は、ミラー財団のホームページのトップに動画が掲載されています。
ご興味のある方はこちら!をクリック!
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by mirrorAHT | 2010-01-09 22:37 | 日々の活動

子どもの日! ~前編~

今日は「子どもの日」でした。
日本とは違い、タイの子どもの日は1月の第二土曜日と決まっています。

毎年ミラー財団にはたくさんの子どもたちがきます。
ですから、毎年2000個のプレゼントを事前に準備しておくわけです。
ミラー財団にはこのイベントに合わせてタイ全土から寄付が届きます。
ぬいぐるみ、筆記用具、おもちゃ…

これらを前日までに全部仕分けて、袋に詰めて番号を貼って…とやるわけです。

もうひとつ重要なこと!

それは、昼ごはん

子どもたち2000人分の食事を用意しなければなりません。
ですから前日の8日からモチ米をふかし、バナナの葉でくるむという作業を始めます。
この作業は朝まで続きます。
スタッフ、ボタンティアがかわるがわる交代してこの作業が行われました。

私は5時半出勤。

さぁ!ブースの最終点検!と思ってもまだ真っ暗なので結局、子どもの食事の準備のお手伝い。

8時開会なのですが、子どもたちは6時くらいから来ている子もいます。
すごい…

これは、ロンタビアン(登録)の様子です。
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名前と村の名前を書き、番号札をもらいます。
この番号と同じ番号のプレゼントをもらえるというわけです。


開会式セレモニー
ミラーの一番近くにある、フエイコム小学校の子どもたちによるダンスや北タイの伝統的な音楽です。
このフエイコム小学校はアカの子どもが一番多く、ラフ、カレンの子どももいます。
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子どもたちは、13時にもらえるプレゼント(登録された番号のもの)の他に各プロジェクトが用意したアクティビティに参加すると参加賞として、鉛筆や消しゴムなどがもらえます。

そして、目玉はこちら!
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小さい子のものと、大きい子用の2つのスライダー!
これには子どもたちも大興奮!

このスライダーを借りるために、毎日古着を売り歩いたわけです。

私たち、人身売買防止プロジェクトのブースの様子は後編でお伝えします。
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by mirrorAHT | 2010-01-09 18:35 | 日々の活動

山間の村

今日は、ポーンナムローン学校へワークショップへ行きました。
今日のワークショップは9時から16時までと、みっちり予定が入っています。
子どもたちの集中力は持つでしょうか??

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このポーンナムローン小学校、小高い山を一つ越えた谷間にある学校で、中国の奥地のような、日本の田舎のような不思議な雰囲気のある村です。
山の斜面は一面の茶畑。これはある企業の持ちものですが、多くの村人も農業などで生活をしているようでした。

子どもたちは、アカ・リス・ラフ・ジンホー・コンムアン(北タイ人)と多彩です。
民族も多彩なら言葉も多彩!

さて、いろいろなゲームをしてアイスブレイキングをしたあとは、「権利が実現できる村」の絵をグループに分かれて描きました。
これはプレゼンテーションの様子です。
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私の村には学校があり勉強ができます。お医者さんのいるクリニックもあります。
畑では男性も女性も働いています。

他に、男性と女性が一緒に働くことのできる所はありますか?
子どもは何をしているのですか?
何を食べていますか?

様々な質問に、目をきょろきょろさせながら答える子どもたち。

ゲームや、映画などの映像を混ぜてできるだけ飽きないように工夫しています。
これは、ジグソーパズル(私たちの自作)をやっているところです。
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このジグソーパズルを完成させ、ひっくり返すと裏には人身売買に関する質問が書かれていて、正確に答えられれば得点が与えられ、得点の多いチームが優勝!ということになっています。

今日は、人身売買に関することだけではなく、女性と男性が協力して暮らしていくということ(女は家事、男は外で働き、家のことは全く手伝わないという考え方は変わってきていて、家のことも助け合って行うとお互い良い気持ちで暮らすことができるというような内容のビデオの上映)や、麻薬の恐ろしさやHIV感染に関しての映像資料も利用しました。

4年生から6年生を対象に行ったのですが、3年生や他の学年の子どもたちも休み時間の度に様子を見に来たり、興味深々の様子でした。

中には自分の授業をさぼってちゃっかり混じっている子もいたりしてびっくりしましたが、クイズの正解率も高く、意識の高さを感じました。
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by mirrorAHT | 2009-12-03 17:05 | 日々の活動

出張歯医者さん

週末と有給を利用してバンコクなどへ行ってきました。
まとまった休みがずっとなかったので、思い切って休んだのですが、おかげでバンコクの病院へも行くことができました。
ずっと微熱と吐き気が続いていて、何だろう?と思っていたのですが。

ツツガムシ病

という病気らしいです。
ちなみに、吐き気は、チェンライの病院でもらった薬がどうやらいけなかったらしい。
(7日間が上限の薬を10日間出されていました・・・)

血液検査をいろいろして結果もよかったので安心できました。
やはり地方の病院は厳しいです。


さて、今日から数週間の間に100校程度の小学校を周って、ブックレットを配ります。
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ミラー財団のオリジナルで(予算はArt Actionから助成されています)、村の子どもたちが書いた絵や漫画を基に、楽しく子どもの権利や人身売買に関する知識が提供できる内容になっています。

生徒全員に配るほどの量はないので、各学校の図書館や高学年の教室に置かれることになります。
学校あたり5冊を渡しています。


今日は、パークワーン学校(以前の日記にも書きましたがミラーから1時間以上かかります)やウィアンチャン群の学校などへ配りに行きました。
これは序の口でメースワイ群やパヤーメンラーイ群にも行くのですが…

パークワーン学校では、チェンライ病院の歯医者さんチームが出張治療をしていました。
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低学年の子どもも治療を受けていて、私の見たところでは歯を抜かれたり、ガリガリ、ギーギーと削られたり恐ろしい場面が続いていましたが、泣いている子はいませんでした。
肝が据わっています。
むしろ
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ちょっと気だるそう?!

チェンライ市内の学校を周っているそうですが、良いサービスだとおもいます。
パークワーンの子どもたちが歯医者に行くには「よし!!!行くぞ!!!」位の意気込みがないといけません。遠いですし、家庭の経済状況もあまりよくないと思います。
こうして学校まで来てくれてタダで治療を受けることができるのなら、いいなと思いました。
よく歯磨きをして「予防」できればいいのですが、なかなかそういう状況でもなく、虫歯の子は多いです。


本当はブックレットを一校づつ配るのではなく、一斉に送ってしまったほうが効率はいいのですが、ガソリン代と手間をかけても一校一校周ることは先生方との信頼関係を築いていくうえで大切なことです。
先生との関係がうまくいかないと、アクティビティが学校でできません。

ギーさんはチェンライ市内と近郊の郡にある学校をほぼ把握していて感心します。
私も早く覚えないといけないのですが、市内で精いっぱいです…。

明日はパヤーメンラーイ地区にいけるかもしれないので楽しみです。
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by mirrorAHT | 2009-11-25 18:56 | 日々の活動

知るわけないでしょ!

順調に毎日、アートと人身売買のワークショップを続けています。
とおもいきや。
今日の午後に訪問した学校は、すごかったです(すごくひどかった)。

学校を訪問する際は、事前に校長先生あてにレターを出し、そのあと電話で確認をとり、訪問の前日もしくは当日の朝に再度確認をしているのですが、嫌がらせともとれる先生の態度に閉口しました。

到着後、近くにいた先生に「ミラー財団からワークショップを行うために来ました。6年生の教室はどこですか?」とインターンのウイちゃんが先生に尋ねたところ…

「知るわけないでしょ!」

…。いや、知るわけないでしょって、アナタ6年生の担任ですよね?

続けて

「どこからきて、何をしようとしている人かもわからないのに、教室なんて教えられないわ」

えーっと…。聞こえてますか~~??



それでプイっと踵を返し、つかつかと言ってしまいました。
小さな学校なので教室はすぐに見つかりましたが、子どもがいない。
しばらくすると、男の子登場。
でも大きな鉈を持っている。こんなものを持って、日本やアメリカの学校だったら大変ですよ。

「鉈なんかもってどうするの?これからここでアクティビティするからお友達も呼んできて」というと、
「今から森で作業がありますから…」と行ってしまった。

確かに裏にある畑で何やら畑仕事をしている様子。

さすがのギーさんも、そろそろ怒りの限界らしくプルプルしていました。
私はあまりにすごすぎて逆におもしろくなってしまいニヤニヤしていたのですが、ギーさんは「先生と話をつけてくるからちょっと待ってろ!」と飛び出して行きました。

10分後。

怒りで顔を赤くしたギーさんと子どもたち登場。
どうやらギーさんは先生に色々と罵られたようです。
結局先生が子どもたちに「この人たちとアクティビティしたい?したいんならついていけば?」と言って子どもたちがアクティビティがしたいので一緒に来たようです。

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6年生はたった10人で、アカ5人、ラフ4人、北タイ1人というクラスでしたが、ラフの子どもはみんな欠席していました。
子どもたちは絵を描くのもアクティビティに参加するのも本当に楽しそうでした。
男の子の一人は笑いすぎて、呼吸がおかしくなるほどです!

人身売買に関するゲームでは、まずパズルをしてそれをひっくりかえすと裏に人身売買に関する質問が書かれていてその答えを紙に書いて、あとから答え合わせをするというゲームをしましたが、ほかの学校に比べかなり厳しい状況でした。

Q:子どもって何歳まで?
A:13歳! 17歳!

本当は18歳未満のことです。だれも答えられませんでした。

Q:何歳から仕事していいと思う?
A:18歳!

本当は15歳から仕事できます(限られた範囲で)。

Q:遠いところに仕事に行くことになったら何を持っていくのかな?
A:服! お弁当! くつ!

それもそうなんですが、自分の身分を証明する書類はかならず持って行きましょうね。あと緊急連絡先を控えておきましょう…。

万事この調子です。
タイの子どもは(都会の子は知りませんが)、人身売買や子どもの権利などについてたぶん日本の子どもよりも頻繁に学んでいるので(それだけ危険性があるということですが)、この程度の質問には答えられますし、先生が熱心な学校では15歳以上18歳未満の子どもが行っていい労働とそうでない労働の区別(例えば、女の子は20キロ以上の荷物を持ってはいけないとか)の詳細まで言える子どもたちもいます。

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この学校は小学校しかないので、6年生のこの子どもたちはあと半年足らずでこの学校を去り他の学校で勉強を続けることになります。
でも多くがこの先の進路が未定のようでしたし、このまま家の畑を手伝うなど働くことになる子どももいるようです。

先生が私たちに対してひどい態度をとるのはいいですが、子どもたちには教えることは教えてもらわないと子どもたちが危険を回避することができません。

なぜここの先生が私たちに対して辛くあたるのかは、いまだによくわかりません。
他の学校と同じようにアポイントを取っているわけだし、頻繁に行くわけでもないし…。
ギーさんに「昔、なんかしたんじゃないの?」と聞きましたが、何かするほどこの学校にはきていないとのこと。

ときどき、先生と校長先生の仲が悪くて、校長先生にアポをとったものの先生は知らなかったということはあります。
でもこの場合は大体、校長先生の方に問題があることが多くて、先生の方から直接「これからは校長じゃなくて私にも連絡を入れてください」という提案をしてくれます。こういう先生は熱心でアクティビティなどをどんどんやっていきたいと思うのに、校長先生が勝手に断ったりする場合におこるケースです。

でもこの学校は、校長先生が朝教室に来て、担任の先生もいる前で「今日はミラー財団の人が人たちが午後来ます」と事前に言っていたようです。
一体どういうことなのかはわかりませんが、今日のようなことは珍しいので皆驚きました。

私たちが明らかに失礼なことをしたとか、他のプロジェクトの人が何かしたというのならわかるのですが…。謎です。

謎すぎて「あの校長先生とあの先生は不倫関係にあって、昨日ケンカしたからこういうことになった」という邪推まで飛び出しました。

本当に先生に関しては怒り心頭ですが、子どもたちが予想以上に楽しんでくれたので私たちは満足です!
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by mirrorAHT | 2009-11-17 17:50 | 日々の活動
今日から2週間、チェンライ市メエヤオ地区、ドイハーン地区、バンドゥ地区の学校を周り、美術の基礎的な知識を提供するワークショップと、人身売買防止に関するワークショップを同時に行います。

なぜ美術のワークショップかというと、2010年1月9日(子どもの日)にミラー財団で人身売買に関するアートエキシビジョンを行い、優秀な作品には賞を用意するというイベントが予定されています。
ただ、何の講習もなく「絵を書いてね~~」といっても、山と山の間から太陽が出ていて、女の子がピースしているというような絵が99パーセントを占めるであろうということは容易に想像できるので、美術を学んでいるゾーイちゃんに講習してもらうこととなったわけです。

今日は近場のフエイコム小学校と、トゥンルアン小学校へ!

人身売買のワークショップはすでに何回も行われていて、子どもたちもさすがに覚えているはず!というわけで…

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グループにわけて、早押しならぬ「黒板早書きクイズ!」

ギーさんが「人身売買とは?」「何歳から働ける?」「子どもって何歳まで?」と次々に質問し子どもたちが黒板まで走ります。
勢いよく走って黒板についたはいいものの答えがわからない子がいたり、カンニングをしたりいろいろです。
最後に答え合わせ。みんななかなかよくできました。
やはり繰り返し何度も何度も同じ内容を伝えないと忘れてしまうようです。
飽きない工夫が大切だなと感じました。

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トゥンルアンでも似たようなゲームを行いました。

それにしてもトゥンルアンの子どもたち。
絵がうますぎる…。

講習する意味ないじゃんっていうくらいうまい。

トゥンルアンの子どもは山地民の子は1人か2人しかいません。
いわゆる田舎の学校で、5,6年生が1クラス。2学年を足しても15人というような小さな学校です。最近では街中の学校に行く子どもが多く(そのほうがレベルが高いと信じているからです)生徒数は減っていく一方。
私はこの学校を4年くらい前から知っていますが、どの学年の子も本当にいい子。

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勉強ができる子もいればできない子もいますし、時には身体的に障がいを持った子どもが一緒に学んでいたこともありましたが、この学校ほど自然に助け合って家族のようにしている学校は珍しいと思います。
街中の学校や、私立に言ったからといって必ずしもいい結果がでるとは限りません。

そして…。
みんな絵がうまい。

どうやら毎日放課後に絵を描いているようです。
道具も不足していて金銭的にも厳しそうですが、みんな大切に色鉛筆やクレヨンを使い片づけもしっかりしていました。

しかも、どうやらラチャパットチェンライ大学で行われた絵のコンテストで一位になった子もいる…。

今回のワークショップでも「じゃあ自分の手をデッサンしましょう」と言ったらあっという間に書き上げる。
「終わりました!」
「え?いくらなんでもまだでしょ~」と覗き込むと…終わっている。
ゾーイもあまりの絵のうまさに絶句していました。

この子のいいところは、自分が絵がうまいからといって自慢するでもなく、終わり次第友達に「もっとこうすればいいんじゃない?」とか「この角度から見ると違って見えるよ」と一生懸命アドバイスしていました。的確に。
ですからトゥンルアンの子どもたちは全員が上手です。

その後、各学校からコンテスト用の絵を集めることになるのですが、それはまた次回…
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by mirrorAHT | 2009-11-09 17:47 | 日々の活動