タイにあるミラー財団人身売買防止プロジェクトの活動紹介ブログ


by mirrorAHT
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<   2009年 07月 ( 6 )   > この月の画像一覧

7月20日から23日までの日程で、チェンライ県メースワイ地区へ行きました。キャンペーンの内容は先週の「パヤーメンラーイ地区」と同じです。
メースワイ地区というのは、チェンマイ・チェンライ間を移動する際の国道上にあるので、チェンマイ・チェンライ間を車で移動したことがある方は通過したことがあると思います。チェンライの町からおよそ1時間くらいの山岳地帯です。

私たちが今回滞在した学校は、その国道から谷沿いにおよそ30キロくらい入ったところで、コーヒーで有名なドイチャーン村の近くです。

先週まで滞在していたパヤーメンラーイ地区は基本的にタイ人(山地民でない)の住んでいる地域で一部にモン、かなり奥に入るとラフの人びとが暮らしているという感じでしたが、このメースワイ地区の特に私たちが活動した地域はたぶん基本的に山地民で一部中国人系の人が暮らしているという感じです(もとをたどれば山地民の多くも中華系なのですが)。山地民と一口に言っても、カレン、アカ、ラフ、ミエン、モン、リス…など様々な民族の人びとがおりルーツも異なります。私たちが行った学校ではアカが一番多く、リスの村もあれば、アカ・リス・カレン・ラフの人びとが一緒に住んでいるというような地域もありました。

印象深いのはリスの村に行った時に、どこで劇をやっていいのかわからず(ミーティングルームを使うのか、教会を使うのかわからなかった)、村長さんに聞きに行ったところ「中国語を勉強する建物があるからそこでやればいい」というお話だったので行ってみたところ、鍵を持っている人が誰もいないので結局教会を使わせてもらおうということになりました。しかし、話によると教会の牧師さんはどうやらタイ語がほぼできないよう。
スタッフの中にはアカ族もいるので、アカの村だったら対応できるのですが、リス族…。
みんな「どうしよう」と顔を見合わせていたところ、そこに小学生軍団登場!

一緒に車に乗り、教会へ。牧師さんとの交渉、教会をあけて、機材のセットアップまで手伝ってくれました。村長さんは自宅から一歩も出てこなかったけど…子どもたちはすごく協力的でしかもなぜかブレイクダンスまでできるスーパーキッズたちでした。

この村での劇は、子どもたちにもウケていましたが、むしろ大人たちが涙を流して笑っていました。私たちの劇は内容はシリアスなのですが衣装やしぐさはかなりコミカルです。

22日には、朝早めに出発してワーウィー地区へ。北タイを旅行したことのある方はご存じかも知れませんが、ロゴがアカ族の女の子のカフェの、そのワーウィーです。
私はコーヒーの印象が強かったのですが、実はお茶どころだそうでいたるところにお茶屋さんがありました。そして「ここは中国?!」というほど街並みが中国でした。中華系の人たちが多く住んでおり、子どもたちは皆中国語も習っているのでタイ語・中国語・自分の民族の言葉(アカ語など)を使いこなしているようです。

私たちが拠点にしていた学校でさえメースワイの町から20キロ以上入ったところで谷間にこじんまりとある村なのに、このワーウィーはものすごく奥にあるのです。
なのに、メースワイの町と同じくらい栄えているのです。学校も立派。
小学校では、「え、学校のスピーカーがないね、どうしよう」と私たちはおろおろしたのですが、先生は笑いながら天井を指さしました。

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なんと天井のあちこちにスピーカー内蔵。そして、プロジェクターやスクリーンも天井に内蔵。パソコンは遠隔操作。ステージには巨大なテレビモニターまで。
今回のキャンペーンでいった学校の中で最も山奥にあり最もハイソな学校でした。

ワーウィーの思い出は、あんまんがすごく、ものすごくおいしかったことです。
仕事で行って思い出があんまんというのもどうかと思いますが、本当においしくて強く印象に残りました。

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車が溝にはまって動かなくなるハプニングも発生。
しかもインターネット回線と、電線が低かったので車で引っ掛けてしまい、インターネット回線は切断されてしまいました・・・。


いくら素敵な街並みがあるとはいえ、かなりの山奥。主な産業はお茶関係。それ以外の仕事をしたい、大学に行きたいと思ったら当然外にでなくてはいけません。ちょっとした陸の孤島なので、村の外に出る機会はそうそうないと思います。
そんな子どもたちが町に出ていくのですから当然注意が必要です。

メースワイ地区は山や畑の緑が美しかったですが、一方で貧富の差、国籍の問題なども見えてきました。極端に遠いわけではないので、新しいキャンペーンを行う際には再びメースワイ地区でもキャンペーンを行いたいと思います。

棚田が広がります。
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by mirrorAHT | 2009-07-24 13:32 | 演劇による活動
7月13日から17日まで4泊5日の日程で、チェンライ県パヤーメンラーイ地区にて人身売買防止キャンペーンを行いました。
エコツアープロジェクトで受け入れている英オックスフォード大学医学部生と一緒に小学校に宿泊しました(基本的に彼らとは宿泊は同じですが昼間の活動はそれぞれ別です)。
宿泊した学校はメーパオ。私のタイでのニックネームはサラパオ。つまり、サラパオのお母さん学校。勝手に親しみを感じました。

パヤーメンラーイはチェンライ市内から車で1時間半くらいでしょうか。のどかな田園風景の広がる田舎町です。ちょうど田植えの時期なので、どこを車で走っても田植えをする人びとと美しい田んぼを見ることができました。盆地で、ちょうど私の母の実家(福島県喜多方市)の風景に似ているように感じました。

月曜日(13日)の昼に現地に到着して早々、早速キャンペーンへ。
モン族の子どもたちが通う学校での劇と人身売買に関する映画の上映、パワーポイントによるレクチャー。「劇+映像+レクチャー」これがキャンペーンの一つのパターンです。
あいにくの大雨で、道が川になっており、車が流されそうになりましたが、なんとか到着。


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先月からずっと練習をしてきた演劇を公に発表する初めてのチャンスだったので、私はとても緊張しましたが、子どもたちは真剣に鑑賞してくれてなお且つ楽しんでくれたようなので安心しました。
夜は他のモン族の村で同じようにキャンペーンを行いました。

このように、滞在中は午前1校、午後1校、夜村でキャンペーンを行いました。劇を単純に3回やるだけならそんなに大変なことではないのですが、その都度大きなスピーカーなどの電子機材、ステージ上にセットアップするものなどトラックの荷台一つ分を出したりしまったりするのでそれが少し大変でした。
そして寝るところが学校の床。水浴びは学校のトイレ。この水浴びに使う水は雨水だそうで、あきらかに茶色い水…。私にとって初めての泊まりがけでのキャンペーンはちょっとした試練でもありました。

パヤーメンラーイのたくさんの学校に行きましたが、学校によって同じことをやっていても子どもたちの反応が全然違うということがわかりました。学校によっては、登場しただけで大爆笑。生徒たちの「ヒュー!」という冷やかしの中大盛り上がりで劇をやるところもあれば、終始真剣に、じっとステージを見てくれた学校もあります。どちらかと言えば、笑うところでは笑ってもらった方が私はありがたかったのですが、真剣に見てくれた子どもたちにも本当に感謝しています。

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劇の内容も、映像資料も、決してオーバーなものではなく、どの子どもの身に降りかかってきてもおかしな話ではありません。

お母さんとお父さんの仲が悪く、家にいるのがつらいので、インターネットで知り合った人の所へ行きたいと思っている子ども

家が貧しいので両親のために、バンコクで仕事をしたいと思っている子ども(何の仕事をやるのかわかっていない)

簡単にお金が稼げるからと体を売る子ども

様々な子どもや、その子どもたちを餌食にしようとする大人たちのことが語られています。

タイの山地民に対して行っている人身売買防止キャンペーンは、多少違いがあってもほとんどそのまま日本の子どもにも行えるのではないかと思います。一見すると、竹の家に住んで素朴な生活をしている山地民と日本の子どもが違うように感じてしまいがちですが、最近では子どもたちが抱える問題はかなり近いのではないかと思います。
びっくりするような山の中でも携帯電話が普及していることもありますし、その携帯欲しさに危険な労働に惹かれてしまう子どももいます。携帯電話が悪いとは言いません。
素敵なものに子どもがあこがれるのはあたりまえのことです。でも、それとひきかえに危険なことがあるのであれば、その可能性を伝えなければいけないと思います。

パヤーメンラーイ地区では、山地民の子どもたちが通う学校だけではなく、タイ人(山地民ではない)が多く通う学校にも行きました。この地域では、これといった産業はなく高校以上に進学する場合多くの場合がチェンライ市内の寮に入ったり仕事を探してチェンライやチェンマイ、バンコクへ出る子どもも多くいます。
そういった都会に出ること事体が悪ではなく、何か危険が迫っている時に危険を察知すること、自分のことを大切にできるようになってほしいと思います。そして何か問題が発生した時は、いつでも相談するようにとすべての学校や村で話をしています。その際にはネットワーク上にあるNGOの連絡先も紹介しています。
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by mirrorAHT | 2009-07-17 18:11 | 演劇による活動
前編に引き続き「後編」でもフエコイロイ村での調査に関してご報告します。

この村ではみんな少なくとも中学3年生までは問題なく勉強をし、そこからチェンコン地区にあるNGOの寮に入って高校に通うというのがスタンダードな形のようです。
近所の学校は高校まであるのでそこで高校まで勉強することも可能なようですが、みな家を出て寮生活をしながら勉強をしているようです。

「高校に進学しますか?」という質問に対し、中学生の子はどの子も「わからない」という答えでした。
たぶん行けるのだけれど、何でもその時にならないとわからないんだそうです。

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兄弟7、8人は当たり前!大家族です。


また、近所で中国語を学ぶところがあり、有料ですが中国語を習っている子もたくさんいました。
最初はただの語学だけかと思ったら、中国語を使って中国の教科書で算数や理科などもやっているようでかなりの語学力があると思われます。
ですから、将来的には中国とのメコン川貿易にかかわる仕事などをするのかな?と思ったのですが、そういうわけではなくメコン川貿易にかかわる仕事をしている村人はおらず、インタビューしたうち何軒かでは、年上の兄弟がバンコクで働いているという家庭もありました。

卒業後の進路は、チェンライ県内の食堂やお店で働くもしくはバンコクで働くというのが一般的のようです。
バンコクで働くって何をしているんですか?という質問に対しては明確な答えが返ってきませんでした。
村に残るお父さんとお母さんは、国籍もないしバンコクには行ったこともないし全くイメージがつかないんでしょう。
「とにかくバンコクに行きました」というばかり。

少し心配なのは、家庭によってはバンコクに行った子どもとなかなか連絡がつかないという家庭もありました。
この村自体は携帯電話の電波がないのですが、バンコクの子どもが携帯を持っていないとは思えないので、こっちからかければつながると思うのですが・・・。


インタビューした11世帯中、特に2世帯気になる家庭がありました。

1つは、お父さんがAIDSで亡くなりお母さんもHIV感染しているという家庭。
まだ発症には至っていないようですが、体調が崩れることもあって健康な人と同じようには仕事ができないそうです。この村の多くの人たちは、ミエン族から土地を借りての小作農で生計を立てているので、収入はどれだけ耕作しどれだけ野菜が売れたかということにかかっています。仕事量が少ないお母さんは当然収入も少なく、また、妹が寮に入って勉強をしているためその生活費もかかっており生活が苦しいということでした。
幸いなことにこの家族には国籍があるので治療費に関しても非常に安価であるし、政府の奨学金(貸与)によって高等教育をうける機会があるということです。
場合によってはAIDS孤児になりかねないケース(母親が今後さらに状態が悪化した場合、保護者不在になる)なので、もし今後助けを必要とすることがあれば連絡するようにと伝えて来ました。親戚が助けてくれればいいのですが、親戚も豊かなわけではないので、養ってくれるかわからないのです。

2つめは、お父さんが結核にかかっている家庭。
やはり病気にかかっていると様々な問題が出てきます。そしてこの家族の場合は、お父さんが結核とは分かっているけど、全く治療をしていないということでした。大きな一つの部屋に家族みんなで暮らしているので、家族に感染させてしまう可能性もあるし村の中での感染を広げてしまうかもしれません。この村にはHIVに感染した人もいるので衛生対策には万全を期さなければなりません。病院にかからないのは国籍がなく治療費が高いからだということでした。
ただこの家族の場合、行こうと思えば行けるけど特に症状がひどくないから行っていないようなので「早く病院へ行ってください。どうしてもお金の問題があるなら話し合いましょう」と伝えて来ました。
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by mirrorAHT | 2009-07-05 14:08 | 日々の活動
今日はチェンライ県チェンセン地区にある2つの村に、児童労働の調査に行く予定でしたが、1つ目の村は「今日はみんないません(仕事に行っている)」とのことで、現地の協力者の方にインタビュー資料を預けて帰って来ました。
もちろん事前にアポイントメントをとって行っているのですが、こういったことはよくあります。決して驚いてはいけません…。とは思いつつ、すごい道をガタガタやってきてこれか…と少し脱力してしまうのも事実ですが。
この村では、王室プロジェクトの一環として、花の栽培がおこなわれているようです。
ただ、私が気になったのは、山の中で産業という産業もない(だからこそ王室プロジェクトが支援しているのです)のに、びっくりするくらい豪華で素敵な家が何軒も建っているのです。少なくとも私の横浜にある実家よりは数倍立派です。



メコン川が近いので、もしかすると中国との貿易で…ということも考えられなくはないですが、それにしてはずいぶん奥地なので、やはり麻薬の売買にかかわっているのかもしれません。この地域は「麻薬のゴールデントライアングル」といわれている、まさにそこなので、危険だと思います。

午後は、メコン川沿いにチェンコン地区の方に向い、そこから道に迷いつつ到着しました。
フェコイロイ村です。

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フェコイロイ村はアカ族とミエン族が中心で少しラフの人たちもいるようです。およそ20年くらい前にビルマから移住してきたというアカの村人たちに話を伺って来ました(ミエン族はもっと早くから移住してきたそう)。

村人の多くがまだ国籍を取得しておらず、現在申請中の村人もかなりいるそうです。ここの土地に移る前まではビルマで、仏教や伝統的な精霊信仰だったようですが、あるキリスト教宣教師が改宗と引き換えにこの土地に住まわせてくれたということです。土地を追われた山地民に対してこのように代替地を与え、かわりに改宗というのはこの辺りでは珍しい話ではありません。どの宗教をどう信仰するかは個人の自由ですが、私個人の考えではあまり賛成できないやり方です。

この村では合計11世帯でインタビュー調査を実施しました。

この村でも深刻な児童労働の例は出てこず、それは非常に喜ばしいことなのですが、今回行われている調査は「児童労働」に関するもので児童労働に従事している子どもを見つけ、一刻も早く本来の暮らし(学校へ通うなど)に戻ることができるようにサポートすることであるはずが、調査の目的に関して「?」という感じです。そもそもなぜこの村で調査を行ったかというと、ミラー財団の国籍取得プロジェクトのスタッフが前からこの村で活動していて「あそこの村では児童労働の子どもがいるよ」という情報をくれたからなのですが、実際働きに出ているのは18歳を超えた合法的な労働のようでした。
もちろん村に入れば、新たな問題に遭遇したり新たな出会いがあるので全く無意味だというわけではないのですが、今は今やらないといけない課題があって、はっきりとした調査対象がいるわけで少し時間がもったいないように感じました。
今後またこういった調査の機会には、事前調査の段階から関わっていきたいです。

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孫のめんどうをみる優しいおばあちゃん

村の人たちは、とても親切でとても社交的でした。
タイ語があまり話せないようでしたが、一緒に行ったアカ族の若者だけではなく私やギーさん(スタッフ)にも一生懸命話かけてくれました。ありがたかったです。
最近、よく村に入る機会を頂きますが、ミラー周辺の村では比較的タイ語も通じるのに対し国境に近い村では若い世代でもタイ語が通じないということがよくあるので、今後は時間をみつけてアカ語を少しづつ勉強をしたほうがよさそうです。
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by mirrorAHT | 2009-07-04 18:05 | 日々の活動
いちご畑編に引き続き、


みかん畑編です。


タイでもみかんは寒い時期(乾季12月くらいから2月)によく売られているものなので、今は、緑色の小さな粒がたくさんなっているという感じでした。

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一見するとジャングルですね。


この農場には2つのコミュニティがあります。

2つのコミュニティは、2つとも、ビルマから移住してきたアカ族のグループです。
その点では共通していますが、同じ村出身かというとそうではなく、それぞれ別の村から移住してきたようです。
国籍がないということも共通しています。
但し、労働許可証は発行されているそうで、病院での治療もタイ人と同じ30B診療が適用されているそうです。

入口に近いコミュニティでも15人位の子どもがいました。全員学校に通っているそうです。
現在、6年生の女の子が最年長のようで、もしこの子が中学に進学したら、一つの流れができそうですが、まだ分からないとのことでした。
この子の両親は亡くなっていて、今はおじさんとおばさんと暮らしているそうです。

この子のように、自分の本当の親は亡くなったり蒸発していなくて、おじさんやおばさんと暮らしているという子がちらほらいました。

みかん畑での作業に関しては、基本的に子どもは関わっていないようです。
児童労働の問題は見えてきませんでした。


2つ目のコミュニティは、まさにみかん畑のど真ん中にありました。
長屋が2棟あり、小さな子どもたちがたくさんいました。

長屋で使う電気代などは、雇い主が払うそうです。
1家族あたり4畳くらいの2間が与えられているようです。

薄いブロックで仕切られているだけなので、声などは筒抜けだろうし日本人の感覚からしたらプライバシーの問題などが出てくると思いますが、そのあたりは気になっていないようで、大きなひとつの家族のように暮らしています。
18世帯およそ80人がそこでくらしているそうですが、一見してもほとんどが子どもでした。
まだ学齢期に達していない赤ちゃんもたくさんいます。

子どもの「お母さん」といっても皆、私より年下で22歳のお母さんは7歳の長女を筆頭に3人の子どもがいました。
皆、小柄だし、かなり若くして出産しているようなので、出産はどこでしますか?と尋ねたところ、病院に行って出産しているとのことで安心しました。

こちらのコミュニティも学齢期の子どもは皆学校に通っているし畑での作業はしていないとのことなので、児童労働の観点でいえば問題はなさそうでした。

ただし、畑のど真ん中に立地しているので、農薬の影響をかなり受けているようです。
小さい子どもには皮膚病が目立ちました。

また、私は赤ちゃんだと思っていたのですが、実際はもう5歳の子どもが12歳のお姉さんにおんぶされていました。
この5歳の子は、障がいがあり、耳が聞こえず話もできず、発育にもかなり遅れがあるようです。
その弟の面倒をみるために、お姉さんが学校にもいけず面倒を見ているとのことでした。

学校に行きたいという意思がありながら家庭の事情で行けないのは非常にもったいないことです。

ミラーでもなんとかできないか検討中ですが、安易にその弟を施設に入れてしまっても、その後のフォローアップを本当にやっていけるのか、色々なことを考えなくてはいけません。

子どもたちの両親は、みな、この農場の中で働いています。

8時から17時までの労働で、80Bもらっているそうです。
農薬散布の日には115Bもらっているそうですが、チェンライ県の最低賃金は157B(2008年現在)ですから、それも割っています。

子どもたちは最初恥ずかしがっていましたが、段々うちとけて最後には笑顔をみせてくれました。
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農薬被害の問題は深刻なので、この農場主と今後交渉していく機会が持てるように、ミラーの中で話し合いがもたれています。
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by mirrorAHT | 2009-07-01 18:00 | 日々の活動
現在私たちは、チェンライ県メーサイ地区・チェンセン地区・市内で児童労働に関する調査を行っています。
メーサイ地区での調査は昨日も行われましたが、私は児童労働に関するワークショップに参加していたため、調査には参加しませんでした。

今日は、いちご畑と、みかん畑での調査を行いました。

メーサイといえば、いちご。

ビルマとの国境に続く国道1号線沿いには、イチゴワインやイチゴを売る屋台?のようなものが軒を連ねています。

そのいちご畑で児童労働が行われていないか、調査に行ったのです。



調査:いちご畑編

朝から雨が降っていたので、今日の作業はなかったようです。
畑までどろどろのあぜ道を歩き、小川を進んでいったのに・・・誰もいませんでした。
今回は、近くにある教会の牧師さんに一緒に来ていただきました。
その牧師さんは、労働をしている人たちの家も知っていたので、家まで連れて行ってくれました。

トウモロコシ畑の中にある小屋で数人の男性と子どもが、トウモロコシの皮むきの作業をしていました。

今日は平日なのに、子どももお手伝いしていました。

私「なぜ学校に行かないの?」

子ども「めんどくさい」

だそうです。
めんどくさいのもそうでしょうけど、実際にはもう少し複雑な事情もありそうでした。

このグループに何族かと尋ねたところ、「ローイ族」だそうです。
私は聞いたことがなかったし、他のスタッフも「?」という感じだったので、
「どこから来たの?」と尋ねたところ
「シップソンパンナー(中国)」だそうです。

もう10年くらい前に来たので、ローイ語は話せないようです。

数人の子どもにインタビューしました。
ほとんどの子どもは年齢と学年にズレがあっても一応学校に所属し、通っているようです。
13歳の女の子と15歳の女の子に関しては、基礎的な教育も受けていないようでした。
13歳の女の子は、私たちに興味はあるものの、恥ずかしさもあって、質問をしても「知らない!」などどうやら反抗期のようです(苦笑)。

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15歳の女の子は、協力的でした。
学校には通ったことがないし、通いたくもないそうです。
彼女は、いちご畑を手伝っているそうですが、仕事はきつくないそうです。

彼女は、イチゴを道で売ったことがあると言っていました。

これは未確認の情報ですし、この子もかかわっていたかは全くわかりません。
それを前置きした上で、書くと、
いちご売りの女の子たちは、場合によっては買春されているのではないかという話もあります。

自ら売春しているという人もいますが、国籍がない、正規の労働ができないなどという社会構造が、その道に進ませていると私は解釈しているので、買春と書きました。
とらえ方はそれぞれあると思いますが・・・。

妙にセクシーな格好をしていたので、少し心配になりました。


そのあとも、数件の家を訪問し、両親などから聞き取りをしましたが、他の家は「学校に行っている」と、子どもはいませんでした。よいことです。

小さな子どもたちはお手伝い程度のようですが、農場なので、農薬の散布や危険な農具もあります。
連絡先を確認してきたので、今後もフォローアップしていければと思っています。
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by mirrorAHT | 2009-07-01 17:56 | 日々の活動