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タイにあるミラー財団人身売買防止プロジェクトの活動紹介ブログ


by mirrorAHT
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オークパンサー

昨日はオークパンサー(安居明け)でした。
タイ仏教に詳しいわけでもない私がそんなお話をするのは、あまり良いことではないのかもしれませんが、タイでは非常に重要な仏教行事ですのでご紹介します。

タイの男性(仏教徒に限る)は肉親が亡くなった時などに数日の出家をすることがありますが、その他に7月のカーオパンサー(安居入り)から3か月出家するという習慣もあります。

昨日のオークパンサーはタイの仏教徒にとって非常に重要な日です。

地方によって多少の違いがあるようですが、このあたりでは、昨日お寺へ行き、今日托鉢をするのが一般的のようです。

私は去年も参加しましたが、チェンライ県のあちこちからお坊さん(ご住職と呼ぶべきでしょうか)が町中に集まります。
何百人ものお坊さんに托鉢する機会もそうそうないので緊張します。
オークパンサー_e0187112_12385028.jpg


事前に用意しておいた、お米や塩、砂糖やインスタントラーメンなどを次々と托鉢します。
これらは各お寺に保管され、お坊さんたちも召し上がるそうですが、災害時や貧困で困っている人びとにお寺から寄付されることが多いそうです。
# by mirroraht | 2009-10-05 12:34 | 山の暮らし

タイに戻りました

無事にタイに戻ってまいりました。
Y150ヒルサイド会場「たねまるの北タイ暮らし体験」にお越しいただいた皆様、ありがとうございました。

日本滞在を振り返ると、納豆は食べられましたが、しば漬けを食べそびれたことが残念です・・・。



当初の見込みよりも来場者がかなり少なかったようで中田前市長が批判されていますが、私たちは本当に最後の1週間だったので、連日たくさんのお客様がいらっしゃいました。

本当に忙しくて、肉体的にはちょっときつかったのですが、「国際協力」という分野のイベントでない分、今まで興味を持っていなかった層へアピールできたことが良かったのではないかと思います。


平日には小学生が社会科見学でたくさん遊びに来てくれましたが、怖いお姉さんでごめんなさい。大人の余裕を身につけられるように頑張ります…。

「どうしてタイ人は時間を守れないの?!」とタイ人の同僚にブツブツ文句を言っている私ですが、日本の小学生たちを見ていると少しかわいそうになってしまいました。

どこの学校も、もちろん「集合時間」があるわけです。
それは当り前なのですが、行動していい時間が1時間から1時間半程度で、自分で決めたブースをちゃんと見て回らないといけないなどのルールが色々とあるため、ゆっくり会場内を見て回る余裕などなさそうでした。

もしすごく興味をもったところがあれば、そこに1時間いた方が多くのことが学べると思うのですが、半ばやっつけ仕事のようにたくさんのブースを見学する子どもたちを見て、ちょっと疑問を感じてしまいました。せっかくの芽を摘んでしまっているのではないかと思ったからです。
こういう風にするのは、たぶん計画性とか集団行動とか社会のルールを身につけさせる目的があるのでしょうけど、いかにも日本人的な社会科見学だと思いました。

今回の帰国はイベントの企画という点でも非常に勉強になりました。
タイでタイ人と同じ仕事をしていますが、やはり日本人ですから何らかの形で、日本社会に還元したり、お互いがより良い関係でいられるよう身近なところから理解を深めていければと思います。

来場者の中には、私たちの企画していた「山地民の民族衣装試着体験」に「罰ゲーム」で参加して大はしゃぎしていた中学生もいたそうです(しかも先生も同行していたそう)。
では、どこかの国で浴衣の試着が罰ゲームとして扱われていたらどうでしょうか?
こういったケースは、子どもたちにとって新しい世界を知るチャンスのはずですが、同行していた先生は「この子たち照れていて、すみません」だそうです。
それで話を終わらせてしまったら、あまりにもったいないのではないでしょうか。

この中学生たちは、山地民の人たちが憎くてそんなことをしたのではないことは明らかです。
悪意はないけれど、知らず知らずのうちに人を傷つけたりしてしまうことはよくあります。
私も、身に覚えがあります。
幸いなことに私の周りには、私の間違いを指摘してくれる人たちがいました。

無知の恥といいますが、無知であることは必ずしも恥ではなく時には大きなチャンスでもあると思います。


私は心底横浜が好きなので、会場で市歌が流れるとジーンとしてしまいました。
やはり離れてみてわかる故郷の良さですね。
残念ながらタイで「ヨコハマ」といえばまっさきに「ああ!日本に売られて売春している女の人の歌でしょ?」と言われてしまいガックリしてしまいます。

朝日新聞の大久保さんが、イベントの関連記事を書いてくださっています。
子ども買春、人身売買にご興味をお持ちの方は是非ご覧ください。
記事はこちら↓↓
https://aspara.asahi.com/blog/ngoblog/entry/169yXzW0qi
# by mirroraht | 2009-10-01 16:31 | 日々の活動

お知らせ

以前の記事でお知らせしたとおり、今夜からブログ担当者が帰国します。

今月いっぱい更新が滞ります。
また、メールの返信も遅れてしまう可能性があります。

ご迷惑をお掛けいたしますが、ご了承ください。


日本に帰ったら、納豆としば漬けを食べるのが楽しみです。

お時間のある方はぜひ、ぜひ、横浜開国博ヒルサイド会場でお会いしましょう。

詳細はこちら
# by mirroraht | 2009-09-18 13:11 | 宣伝

演劇ワークショップ!

土日を使って、劇のワークショップがおこなわれました。
およそ50人の子どもが参加しました。
最初、小学5、6年生と聞いていたのですが、蓋をあけてみれば最年少は幼稚園2年生(日本の年中さん)。
大丈夫かなと心配しましたが、この幼稚園2年生のS君はとーってもよい子。
何でも積極的に参加してくれました。自分が幼稚園生の頃など、ただ座っているだけでも座っていられなかったのに…。

演劇ワークショップ!_e0187112_13571866.jpg


今日のワークショップに参加した子どもは、家庭に問題がある(貧困や親が性産業にかかわっているなど)子どもを先生が選んだそうです。将来、人身売買や児童労働に遭う危険から少しでも子どもを遠ざけること、自分の気持ちを外に表現し人に伝える能力を身につけること、それらを楽しく学ぶこと、それが今回のワークショップの狙いです。

まる2日間、みっちりワークショップは行われました。

年齢がバラバラでしたが、高学年の子が低学年の子の面倒をしっかり見ていたのが印象的です。

何歳から働ける?
子どもがしちゃいけない仕事って何?

演劇ワークショップ!_e0187112_1358773.jpg


これらの質問の答えをカルタ取りのように、紙を探して答えるゲーム。

10人くらいのグループで「家」を表現したり、「村」を表現したりするゲーム。

静止した三場面で、物語を表す劇。

演劇ワークショップ!_e0187112_13593374.jpg


そして最後の最後に、それにセリフをつけた子ども自身がストーリーを組み立て、自ら演じる劇。

村には何があるんだっけ?
売春させられたらどんな気持ちになるだろう?

そんなことを6年生中心に話し合いながら、物語が進んでいきます。

私もファシリテーターのようなことをしていましたが、子どもたちからバンバン意見が出たのですごく盛り上がりました。

演劇ワークショップ!_e0187112_1401731.jpg


最後にみんなでパチリ!
# by mirroraht | 2009-09-13 18:33 | 演劇による活動
9月9日から11日の3日間、日本の学生団体「あちょみだ」のメンバーとメーファルアン大学の近くにある「タンティップ学校」と付属の寮に行ってきました。

タンティップはチェンライ県内外から様々な理由で家から学校に通えない女の子が、寮生活を共にしながら共に学んでいます。
仏教系の施設で基本的に無料とのことでした。中学1年生から3年生まででおよそ90人です。

あちょみだのみんなは、タンティップの子どもたちのために、ダイエットと健康に関する紙芝居と、布ナプキンに関する紙芝居、そして実際に布ナプキンを一緒に作るというワークショップを用意してくれていました。

布ナプキン講座 「あちょみだ」_e0187112_13153517.jpg



布ナプキンを初めて見る子どもたちは興味津々。
でもちょっと恥ずかしいのか、お友達とコソコソ相談したり、ちらっと見ては、顔を背けたりする子も。

実際に布ナプキンを作ってみると、「これはどうやって使うんですか?」「お姉さんも使っているの?」「どうやって洗うの?」と質問が出ました。

生理は憂鬱なものかもしれないけど、自分の体をよく知るチャンス!
子どもたちが布ナプキンを通して自分の体を大切にするきっかけになればいいなと思います。
あちょみだのみなさん、お疲れ様でした!

そして、もう1時間は私たちのワークショップ。

5,6人のグループごとに新聞紙を1枚配布して、その新聞をどのように使ってもいいので「人身売買」についてプレゼンしてください!

その新聞紙に、売春を強要させられた女性の絵を描くグループもあれば、紙を折りたたんでボウルのようなものを作り、物乞いを演じるグループも。

布ナプキン講座 「あちょみだ」_e0187112_13161893.jpg


他にはそれぞれのグループに、実際に起こった人身売買の事例を配り、どうしたらそのような被害に遭わずに済むのかというプレゼンをしてもらうワークショップもありました。

恥ずかしがり屋さんが多く、一言発するにも時間がかかったりしましたが、いざ話し始めると「へー!」と思わされるような意見を言う子もいて刺激的でした。

学生団体 あちょみだ のブログはこちら→http://achomida.jugem.jp/
# by mirroraht | 2009-09-11 13:11 | 日々の活動